漫画道場

漫画道場 漫画やアニメを学術的観点から考察・レビューします。



引っ越しました。
新ブログ「記号論研究所」を宜しくお願い致します。
URL→ http://semiotics.blog.jp/

2012年10月

【雑記】道場主からのお知らせ


プロフィール

こんにちは、道場主です。
ブログの更新が滞っております。

前回の考察記事をアップした直後、めまいを起こしてしまいまして、
現在ではすっきりばっちり治ったのですが、
今度は脳みそのスイッチが入らなくて困っております。

夏休みの直後もこんな感じだったのよねぇ…。


次にアップするのは作画論の2回目の予定でしたけど、
ここは肩ならしも兼ねて、ネタ考察の3回目をアップしようと思います。
ちょうど『20世紀少年』の最終章がテレビ放送される機会ですので、
今回もこれにあやかろうと思います。

題して、もしも中二の黒歴史が「ともだち」にシミュレートされたら。
内容は読んでのお楽しみ、という事で。


皆様も、長時間かけて机に向かわれる際は、
こまめなカロリー補充を心がけ、体調に充分にご注意下さいまし。

短いですが、生存報告でした。
 


ご清覧ありがとうございました。

【短評】『20世紀少年』 ~オトナ帝国の逆襲との共通点と「ともだち」の真の目的


しんのすけ

↑「未来」へと駆け昇るしんのすけ。


先日テレビ放送された『20世紀少年』についての考察です。
今作については、既に漫画論の上級編で取り上げていますが、
この時はシンボル哲学の教材として用いていたので、
作品の背景を「全て理解している」事を前提にした上での解説でした。

なので、今回は作品の背景について詳細に触れるのと同時に、
「ともだち」が目指した世界征服の目的に深く迫りたいと思います。


―――


まず明らかにしておきたいのは、原作・長崎尚志氏が1956年生まれ、
作者・浦沢直樹先生が1960年生まれで、共に学生闘争を経験していない、
しらけ世代」と言われたポスト団塊の世代である事です。
主人公・遠藤ケンヂらも、1959年に生まれた世代とされており、
ここが『20世紀少年』を読解する上で極めて重要な点です。

『20世紀少年』には、色んな昭和文化が登場しています。
ボーリングブーム、大阪万博、ウルトラマンなどなど。
この時代を知っている人なら誰もが懐かしむ、古き良き時代の郷愁です。

ところが、いよいよ事件が動き出す1997年の時点で、
昭和時代から地元に根付いてきた地域文化である商店街は、
ケンヂの酒屋はコンビニに、マルオの文房具屋はファンシーショップになり、
会社員のヨシツネも、社内で疎まれ窓際に追いやられてます。
38歳になったケンヂ達は、親世代から受け継いだ昭和文化を甘受し、
その後に積み上げてきたものが、バブル崩壊によって全てを手放す事になった、
敗者の世代である事がことさら強調されているのです。


今作に出てくる昭和文化は、ケンヂ達が小学生の頃に経験したものがほとんどで、
中学生になった1972年より以降の文化は、思い出としては登場しません。
そんな中でも、この年代の思い出がたった1つだけ描かれており、
それこそがT.レックスの『20th Century Boy』に代表される、第一次バンドブームです。
昭和にとってのロックとは、グループサウンズに代わる新しい文化の創造でした。
しらけ世代は、時代を突き動かす熱意を失っていると言われていますが、
ロックだけは熱の入り方が違っていたそうで、数多くのロックバンドが結成され、
80年代の音楽ブームの基礎を築いていく事となります。

ケンヂが夢見たのは、ウルトラマンのようなヒーローになる事でした。
そしてロックこそ、時代を創出するヒーローになれる自己表現の方法であり、
ギターとピックはさながら、ヒーローになる為の変身アイテムでした。
けれど、ケンヂが時代を変える事は出来ませんでした。
ちょうどこの頃は、学園ドラマの表題から"青春"の2文字が消え去った時期。
熱しやすく冷めやすいのが最近の若者ってやつです。
頭の中では理想の自分になりたいと願っても、夢に向かってひた走るなんてせず、
厳しい現実を見据えて、自分の夢に折り合いを付けていくのが、
この世代が管理社会から学んだ処世術なのだそう。

21世紀に入り、これからケンヂ達の世代が新しい文化を創出していくはずでしたが、
ケンヂは大人になってからも、現実に頭を下げる選択を余儀なくされています。
バブル崩壊後の冬の時代に取り残された人達が思い出すのは、
日本中がこの世の春を謳歌していた古き良き昭和時代の郷愁であり、
その人類の進歩と調和の象徴である太陽の塔は、
しらけ世代に強烈なモラトリアムを残す事になったという訳です。


―――


時代の背景をおさらいした所で、続いて作中でヒーローとなった、
謎の覆面男・「ともだち」の目的を明らかにしていきましょう。
これはもうズバリ、「ともだち」は20世紀を21世紀にしたくなかったのだと思います。
だから20世紀の最後となる2000年12月31日に世界を終わらせた。

道場主は昭和生まれの平成育ちですが、私から見るとごく普通の光景に見える、
大小のオフィスビルが乱立する現在の日本の街並みは、
昭和育ちの人達から見ると、とても奇異に映っているそうです。
「ともだち」の作った2015年が、現代人にはとても奇異に見えるのと同じでしょうか。
若者の街として知られる渋谷のセンター街も、昔は閑静な住宅街であったらしく、
渋谷商店会がこの場所を「バスケット通り」に名前を変えたのも、
悪いイメージを変えるというより、回帰の意味合いが強いのでしょう。

『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズが3作続けて大ヒットするなど、
時代の郷愁を誘う昭和ノスタルジーは確実に支持されていて、
この時代に特別な想いを抱く人がいかに多いかをよく表しています。
「ともだち」の狙いも、時代を進めて新たな文化価値を生み出すのではなく、
昭和に巻き戻す事によって、モラトリアムを永遠に継続させる事にありました。
ポスト団塊世代にとって、まさしくヒーローであったのです。


実はこれと同じ事をやった人が、「ともだち」より前に居るんですよ。
劇場版クレヨンしんちゃんの第9作目『オトナ帝国の逆襲』に登場した組織、
イエスタデイ・ワンスモアのリーダー、ケンとチャコです。
もちろんこの組織の名前は、1973年のカーペンターズの名曲が基になってます。


イエスタデイ・ワンスモア

↑オトナ帝国化計画を企むケンとチャコ。左の人どう見てもジョン・レノンよね。


ケンとチャコは、21世紀になった2001年に「20世紀博」を開催し、
そのシンボルタワーから昭和ノスタルジーを感じさせる匂いを発生させる事で、
古き良き時代に懐古心を抱く大人達を少年期の頃に退行させ、
未来へ進む可能性を閉じさせる、「オトナ帝国」化計画を実行します。

イエスタデイ・ワンスモアと「ともだち」にはいくつかの共通点があり、

 ・ 行動を起こしたのが21世紀になる節目の2000~2001年。
 ・ 昭和の町並みを21世紀の現代に再現した。
 ・ 再現しようとした年代が1970年の大阪万博より以前の頃である。
 ・ 自らを昭和風にオマージュしている。

などなど、行動原理が非常に似通ってますね。


しかし、ケンはしんちゃんのこの言葉に胸を打たれます。


> ケン
 だめだ。


> チャコ
 え?


> ケン
 見ろ、匂いのレベルが…。


> チャコ
 はっ…!


> ケン
 町の住人達も、あいつらを見て21世紀を生きたくなったらしい。


> チャコ
 嘘よ、嘘でしょ!? 私たちの町が、私たちを裏切ったって事!?


> ケン
 そういうことだ…。みんな今までご苦労だった。
 各自好きなようにしてくれ、外に行っても元気でな。



> チャコ
 どうして…ねぇどうして!?
 現実の未来なんて醜いだけなのに…!


> しんのすけ
 オラ、父ちゃんと母ちゃんやひまわりやシロと、もっと一緒にいたいから…。
 喧嘩したり、頭に来たりしても一緒がいいから…。

 あと、オラ、大人になりたいから…。 大人になって、
 お姉さんみたいな綺麗なお姉さんといっぱいお付き合いしたいから!



> チャコ
 …おしまいね。


> ケン
 …ああ、20世紀は終わった。

> チャコ
 私…外にはいかないわよ。


> ケン
 …わかった。

 …坊主、お前の未来…返すぞ。



……。

思い出すだけで涙がちょちょぎれますなぁ…。
20世紀博のシンボルタワーの階段をぼろぼろになりながら駆け上がり、
家族と未来を取り戻す為に、心の叫びを訴えるしんちゃんの姿。

ともあれ、ケンはこの言葉を受けた後、チャコと一緒に飛び降り自殺を図ろうとします。
しかし、その足元にたまたま鳩が巣を作っていた事と、
チャコが「死にたくない」と本心をつぶやいた事から、飛び降りを断念。
20世紀の終わりを見届けるかのように、どこかへ去っていきます。


―――


さて、ケンヂによって計画を崩壊させられた「ともだち」はどうだったでしょうか?

「ともだち」は1960年代の昭和文化を21世紀に再現しています。
それに対し、ケンヂが持ち込んだロックミュージックは1972年以降の文化です。
ケンヂはこれをラジオを使って全国に流し、支持を集めました。

つまりケンヂは、新しい文化価値の創出によって時代が前へ進んでいる事を、
西暦が終わった時代で、もう1度再現させたのです。
しんちゃんが必死で訴えた未来の可能性のように、ケンヂもまた、
20世紀の郷愁のまま止まっていたモラトリアムの時代を、
しらけ世代と呼ばれた自分達の手で、21世紀へと進める事が出来たという事です。
最終巻では表題も、『20世紀少年』から『21世紀少年』に変わってます。


伏線が回収されていないといくつも検証されている今作ですが、
作中では既に未来への暗示がなされています。

例えば「超能力」。ストーリーの中ではよく分からない設定になっていますよね。
これもやはり浦沢先生によって仕掛けがなされており、
20世紀の文化の1つとして、"象徴"化されていると思われるのです。

浦沢先生や同世代の子供達、そしてケンヂとその仲間らは、
1974年に来日したユリ・ゲラーの超能力ブームを中学生の頃に経験しています。
「ともだち」は、その後に全国で発見される事となった、
清田益章氏に代表される超能力少年の1人であった事も明かされていて、
さらに、後に側近となる万丈目胤舟のプロデュースでテレビに取り上げられ、
他の子と同様に超能力のトリックを見破られる挫折を経て、大人になってます。

これって、要するに音楽で挫折したケンヂと同じなんですよね。
「ともだち」が小学生の1960年代に起きたミステリーブームの後釜として、
1974年の超能力ブームは新たな時代を築いていくはずでした。
ところが、いんちきがバレると状況は一変し、ブームも下火になります。
超能力は、21世紀にまで残りうる文化にはなりませんでした。
前述の清田氏に至っては、21世紀になってから脱・超能力者宣言までした挙句、
その3年後には大麻譲渡の疑いで逮捕される始末です。


しかし、遠藤カンナと神永球太郎の力は「ともだち」とは違います。
この2人が使っているのは、どう見ても本物の超能力です。
カンナは「運命の子」、神永は「神様」とまで呼ばれ、神格化されています。

では、なぜカンナが「運命の子」であるのでしょうか。
それは、「ともだち」が信じていた超能力が引き起こす超常現象を、
21世紀の時代に持ち込む事が出来る存在だからでしょう。
超能力は70年代文化の象徴であり、60年代をオマージュした「ともだち」にとって、
それは唯一と言っていい自己表現の方法です。
ロックがケンヂにとっての新しい文化価値の創出であるなら、
超能力は「ともだち」にとって、新しい時代を切り開く為の力でした。
本物の超能力者であるカンナは、その存在証明であったのです。

神永球太郎の「ボウリング」も同様です。
ボウリングブームでおなじみの中山律子さんのCMは、1972年の放送です。
ケンヂ達が小学生の頃に経験した昭和文化ではありません。
つまり、ボウリングブームは神様にとっての新時代の幕開けであり、
中山律子さんの再来である小泉響子は、やはりその存在証明であるのです。

ブームの年代を押える事が出来れば、きちんと読み解けるんですな。


以下は、原作を基にした考察ですので、映画版には関係ありません。

「ともだち」=フクベエの目的は、単に昭和のモラトリアムを継続させるだけでなく、
本当はカンナを使って自分の過去を他人に認めさせる事にあったのでしょう。
60年代の町並みの再現も、その布石にすぎなかったはずなのです。

ところが、夢を手中に収める直前でヤマネに暗殺され、その後の未来を、
超能力が使えないカツマタくんに"ともだち暦"として曲解されたのが、
「ともだち」事件の背後に隠された真相ではないでしょうか。

フクベエとカツマタくんの理想が完全には反り合っていないのは、
万丈目がともだち暦以降の「ともだち」が偽者だと気付いた事からも分かります。
万丈目はフクベエが超能力少年だった過去をよく知っているのです。

もしもフクベエが生きていたら、ともだち暦は共産的な社会ではなく、
お互いの価値を認め合える理想の世界になっていたかも知れませんね。
 


ご清覧ありがとうございました。

【雑記】アニメ批評誌・アニプレッションと同人誌デビューした私


プロフィール


こんにちは、道場主です。
今回も雑記として所感をまとめてみたいと思います。


ちょうど1ヶ月前、私の手元に、ある冊子物が届きました。
アニメ批評を行っている同人誌『アニプレッション』vol.1とvol.3です。


アニプレッション


"同人誌"と聞いても、アニメキャラがごにょごにょしてるのしか知らない私にとって、
124ページ中112ページが文字で埋め尽くされているというのは、
まったくもって「未知との遭遇」としか言えないものでした。
しかもこの本が同人誌デビュー。何でしょうこのドキドキ感は。

この本は、普段からお世話になっているブログ・アニプレッション様の著書であり、
このブログに合同で寄稿されている名だたるアニメブロガーの皆様方の、
「アニメとは何か」という、ぐつぐつと煮たぎる熱き想いが、
純度の高い考察記事として結晶化されたアニメ批評本です。


私はアニメに関してはほとんど無知で、と言っても、
外部製作の東テレバラエティ番組を土日の昼間に放送するのに、
自社製作の『ワンピース』を平日の深夜2時に流す地元TV局のせいなのですが、
いずれにせよ、アニメブロガーの皆様ほどの熱意は持ちえていませんし、
また、優れたアニメ考察を残せるほどの力もありません。

そんな私のもとに、アニメの魅力を語った貴重な本が届けられたのです。
この本を送って下さったのが、本の編集を担当されたおはぎさん。

この本が生み出された意義を考えるなら、アニメを知らない私が手にするより、
純粋なアニメファンの方の目にこそ触れた方が役に立つはずで、
本当に私に譲って頂いても宜しいのかと疑問も感じましたが、
きっと何かしらの理由があって、この本と私を巡り合わせてくれたのだろうと思い、
そしてその理由を、1ヶ月かけて真面目に考えました。


以下、『アニプレッション』vol.1及びvol.3の私なりの感想です。


―――


アニメの感想と言えば、当道場が書いたいくつかの記事のように、
放送回ごとの視聴感想か、作品ごとの良し悪しを述べていくに留まるのですが、
アニプレッションに寄稿されているアニメブロガー様方の記事では、
アニメ制作者の方の名前がぽんぽん挙がります。
例えばおはぎさんのこの記事。クラッカさんのこの記事もそう。

つまりは作品そのものだけでなく、作った人の背景にまで踏み込んでいるという事で、
それがよく顕れているのが、vol.3に掲載された富野由悠季特集です。


私は恥ずかしながら、富野監督の事を「ガンダムを作った人」という認識しかなく、
まさに、特集の中で提起されている"富野作品を知らない人達"の仲間です。
しかしそんな私でも、監督がアニメにどういう足跡を残されてきたのかが分かるように、
映像制作の背景や監督の人となり・生き方が解説されていました。

おはぎさんは、映像論から見た監督の人物像や映像制作のノウハウを、
グダちんさんは、アニメ視聴者にも伝播する監督の余りある活力を、
ばるとさんは、美しく散っていくキャラクターに込められた監督の人物描写を、と、
それぞれの視点からの富野論が語られているのですが、
作品に流れる生命感であったり、また作品露出の機会の減小であったりと、
共通した解釈が見られるのが、富野監督の魅力なのでしょう。
大和田秀樹先生の漫画には書いてなかったぞぅ…。


文学批評なんかがそうですが、プロの評論家が書く論文では、
単純な作品論に終始する事はまずありません。
必ずと言っていいほど、作家先生が作品を書くに至った背景も記します。

例えば、宮本輝の代表作『優駿』で、オラシオンの専属騎手となる
奈良五郎のついた嘘と、愛馬・ミラクルバードの悲劇を論じる時には、
エッセイ集に収録されたうちの一編に過ぎない『途中下車』から、
先生自身がご友人についた嘘にも触れなければ、
私小説家としての宮本輝像に正しく迫る事は出来ません。

そういった意味で、アニプレッションに寄稿されているメンバーの皆様は、
もはやプロの評論家と言っても差し支えが無いと思う訳です。


プロのアニメ評論家による、制作者の意図をも丸裸にしたアニメ論考。
それこそが『アニプレッション』の魅力ですね。


―――


続いてvol.1の方。

こちらは、おはぎさんの真面目な前記と冗談みたいな後記が表す通り、
硬軟両様が相まう非常にバラエティに富んだ内容になってます。

神酒原さんとおパゲーヌスさんがアニメの面白さを語った後は、
メルクマールさんがジェラルド・プリンス級のラブストーリー分類学をぶつけ、
ヨークさんらによる作品考察が続けざまに投入されたかと思ったら、
アニメに合うお菓子レビューや、『おお振り』在校生からの現地レポートまで行われ、
最初から最後まで飽きさせず、読み応えがありました。


しかしながら私に伝わってきたのは、徹頭徹尾、アニメに対する愛情です。
手を変え品を変えても、この愛情が奔流のように流れている。

それがよく分かるのが、巻末の執筆者一覧におけるコメントで、
のんたんさんの「ブログ歴は二ヶ月ですが、古手川唯溺愛歴は四年です」や、
uhdさんの「結局言いたいのは、もっとソ・ラ・ノ・ヲ・トを観てほしい」など、
作品愛をご自分の意見の柱として、堂々と述べられています。


道場主が記事を書く時は、なるべく客観的に書く事を意識してます。
考察において主観が混じると、そう思わない人からの反論を受けるからです。
記事を書いた後も、翌日にはリフレッシュした頭で全文に目を通し、
反論を受けそうな箇所をちょこちょこ修正しています。
つまりは、作品愛より自己愛が優ってるという意味です。

どちらがより良い記事なのかは私には分かりませんが、
私がアニプレッション様に寄稿した際は、「愛が無い」と一撃で論破されています。
つまりは、そういう事です。理に厚いヒラリー・クリントンが支持されず、
情に厚いビル・クリントンが未だに高い支持を集める理屈と同じ。
自分を偽りなく標榜するというのは、とても勇気の要る事だと思いますし、
また、それを柱にした論考の数々は、とても素晴らしいものでした。

作品愛はアニメ語りの原点であると再認識する事が出来る、
『アニプレッション』の原点が、このvol.1です。


―――


『アニプレッション』を編集してこられたおはぎさんが、
なぜアニメファンでも何でもない私に、この本を譲って頂けたのかを考えると、
単なる普及以上の理由があったんじゃないのかなぁと思ったりもします。

ちょうどおはぎさんが私にダイレクトメールをくれた時期というのは、
私が仮面ライダーの考察をアニプレッション様に寄稿したタイミングと一致していて、
おはぎさんがこの記事に共感してくれたからではなかろうかと勝手に想像してるんですが、
べっ別に本が余ってただけだからね!あんたなんか全然気にしてないんだからね!
とかだったらゴメンナサイ。キックストライクくらって爆発します。

ともあれ、次回はアニメ『宇宙兄弟』の選抜試験編終了後に、
また考察記事を寄稿させて頂こうかなと思ってます。
アニプレッションのメンバーの皆様方、今後とも宜しくお願いしますね。
 


ご清覧ありがとうございました。

【雑記】mixiページとLivedoorブログのコピペ実験結果


プロフィール

こんにちは、道場主です。
外も涼しく感じられて、すっかり秋めいてきましたね。


今回は、道場主の所感を留めておきたいと思います。
私がブログを始めるきっかけとなった、ある企業の動向が報じられたからです。
それが、mixiの「足あと機能」復活のニュース。


mixi


mixi「足あと」リアルタイム更新を試験的に復活 「ユーザーファースト」徹底
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121009-00000080-zdn_n-inet


以前にも雑記で書きましたけど、実はこの漫画道場は、
mixiページ」というサービスの中でスタートしてるんですよ。
さらにネタばらしをすると、そもそもこのLivedoorブログ版の漫画道場も、
当初はmixiからのコピペ実験の為に立ち上げたものなのです。

mixiでは、2011年の8月31日から「タウン構想」化を進めていて、
日記などの従来のクローズドサービスを「ホーム」と位置付けた上で、
より外部に開かれたサービスの提供を始めています。
mixiページはオープン化した「タウン構想」の窓口であり、
最大のウリとして外部検索にヒットする事を挙げていました。


…が、例えば非会員の人だとコメント欄が閲覧できないなど、
内部タグを使ってログインユーザー以外を占め出す仕様のせいで、
SEO(検索エンジン最適化)が出来ずマイナスに評価され、
実際は検索順位がめっさ下の方にしか出てこないのが現状なのです。

私はそれを調べる為に、Livedoorブログを開設し、
mixiページと全く同じ記事をアップして、双方の検索順位がどうなるか、
ねちねちと実験をしていたという訳です(性格悪い)。


―――


論より証拠、こちらを見て頂きましょう。
「漫画道場」で検索した際の、それぞれの検索エンジンの順位です。


使用ツール:ランキングチェッカー
検索エンジン一括順位チェックツール


キーワード「漫画道場」の検索結果(2012年10月10日現在)

● Livedoorブログ版
キーワードGoogleYahoo!bing
順位順位順位
漫画道場2位28位3位

● mixiページ版
キーワードGoogleYahoo!bing
順位順位順位
漫画道場圏外84位圏外


見て下さい。これだけ違ってます。
あ…あれ?Yahoo!さんだけおかしくね?嫌われてるのか好かれてるのか…。



関連キーワードの検索結果

● Livedoorブログ版
キーワードGoogleYahoo!bing
順位順位順位
漫画 考察51位19位18位
あずまきよひこ81位35位圏外
矢沢あい41位17位24位
20世紀少年圏外圏外圏外
坂道のアポロン圏外圏外27位

● mixiページ版
キーワードGoogleYahoo!bing
順位順位順位
漫画 考察圏外圏外圏外
あずまきよひこ圏外圏外圏外
矢沢あい圏外圏外圏外
20世紀少年圏外圏外圏外
坂道のアポロン圏外圏外圏外


その他のキーワードでは全て圏外(100位以下)、全滅です。

検索にヒットするのがウリであるはずのmixiページが、
外から人を呼び込む力が無い
事が、これを見れば瞭然だと思います。
mixiページを窓口にして新規顧客を増やしたいmixiにとっても、
またmixiページを使って外部に情報を発信したい利用者にとっても、
訴求力ゼロの、全くうまみの無いサービスであったのです。

単なるコピペで済ませようと思っていたLivedoorブログですが、
3ヶ月の実験期間を経て、CSSとHTMLを本格的に整備。
mixiページがこのような有様だったので、お引っ越し余裕でした(^ρ^)


―――


mixiの狙いとしては、大きく減らしていた広告収入の穴埋めとして、
タウン構想を収益事業化する事にあったのでしょう。
ところが、蓋を開けてみれば期待を裏切る結果となってしまいました。

実際の収益はとんとんか、運営費を差し引いてやや減った程度だったそうですから、
運営側にとってはまだ痛手は少ないのかも知れませんが、
これで住み場を荒らされたmixiユーザーはたまったものではありません。


『ユーザーファーストなmixi』を目指して、と題された今回の発表。
mixiの方針転換が上手くいくかどうか定かではありませんが、
1つ要望を挙げるとするなら、「検索くらい引っかかるようにせぇ」ってとこですかね。
 


ご清覧ありがとうございました。

【ネタ考察】もしも乙女漫画の男子と萌え漫画の女子が付き合ったら

「女尊男卑」が叫ばれるようになって久しい昨今。

主体性を持った女性が、世の男性を客体として見るようになり、
また男性の方も、以前と変わらず女性を客体として扱い続けている事で、
両者の間に埋められない主客認識の溝を生んでいます。


漫画のキャラクターも同様です。

乙女チックな漫画では、女性にとって都合の良い男性が、
絶対に自分以外を好きにならない」という、ありえない現象がまかり通り、
逆に萌え漫画では、男性にとって都合の良い女性が、
絶対に彼氏を作らない」という、これまたありえない現象が頻発。
恐るべきは、これらの需要が漫画・アニメ作品の大部分を占め、
社会問題として挙げられる性の不一致の側面を捉えている事ですね。
(詳しくは少女漫画論、及び萌え論をご参照下さい。)


漫画ブログの先輩である紫様も、キャラの客体化についてこうおっしゃってます。
昔のラブコメ作品の主人公は確かに主体性を持ってたんですよね。
最近のラブコメ主人公は『密・リターンズ!』の主人公を見習うべき


では、乙女漫画に描かれる客体としての男子と、
萌え漫画に描かれる客体としての女子が付き合ったら、どうなるのか?

越えちゃいけないラインの向こう側にある、禁断の考察。
少女漫画研究家を自称する道場主が、ネタとして検証してみます。


【その他のネタ考察】
 もしもIQ80の引きこもりが夜神月の『DEATH NOTE』を拾ったら
 もしも『バクマン。』の七峰透がデミングサイクルを導入したら


―――


Case.1 ~『兄好』 高梨奈緒の場合

兄好


兄好』とは、『お兄ちゃんのことなんかぜんぜん好きじゃないんだからねっ!!』の略。
ライトノベルで人気の『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』と並ぶ、
ストレートなタイトルと「妹」が結びついた、妹萌えの代表的作品です。
上のキャラクターが今回取り上げる妹キャラ・高梨奈緒

このケースにおける妹とは、何の取り得もないとされる「兄」を立てる為に存在する、
実に男性に都合の良い女性キャラクターの属性の事です。
『To LOVEる』の結城美柑なども作品例として挙げられますね。

ところが、少女漫画における兄キャラは違います。
平凡なのはむしろ妹の方で、兄は頭脳明晰、スポーツ万能で、
イケメンでモテモテなのになぜか妹にしか目が行かないシスコン属性という、
女性に都合の良い男性キャラクターである事が多いです。


高梨

こちらが奈緒の兄・高梨修輔。実に情けない面構えをしてます。
外見でもこれといった特徴も持たせてもらってません。アホ毛もないし。

行動も男らしくなく、妹の着替えをこっそり覗いたり、
同級生の女子にペットとして扱われたり、挙句の果てに土下座したり、
ここまで客体化してしまっては、男の立つ瀬もありません。



もしも、妹萌えの象徴である『兄好』の妹・奈緒に、
頭脳・体力・ルックスの3拍子揃った究極リア充の兄が居たら?
そんな理想的な人物が余っているのでしょうか。

実は…ちょうど良いキャラが居るんですよ。双子が兄として居たばかりに、
どちらかを選ばなくてはならない選択を迫られた妹作品が。
…そう、少女向け部門において第51回小学館漫画賞を受賞した、
そんなんじゃねぇよ』の極彩色の遺伝子こと、間宮ブラザーズです!

どうせだったら双子の片割れを奈緒にあてがっちゃいましょう。
そしたら間宮家の妹・間宮静の悩みも減って安泰です。

そんなんじゃねぇよ

まったくけしからん事に、双子のうちの右の方(間宮烈)は、
喧嘩っ早い熱血キャラという設定なのですが、いかんせん頭が普通な上、
第1話で静の同級生とHをしちゃうので、兄キャラの前提を覆しております。

純然な兄たる者、いかなる場合でも妹ひとすじでなければなりません。
なので今回は左の方、間宮哲とのカップリングをシミュレートしてみます。
しかもこちらは成績優秀のクールキャラですので、兄として申し分ありません。



間宮哲高梨奈緒

↑兄・間宮哲         ↑妹・高梨奈緒


おお、こうして並べてみると、お似合い…でもないなぁ。

顔のバランスが違いすぎてとても兄妹には見えませんが、
これも男女の客体性の違いが需要の差として顕れた結果なんでしょうね。
片や黄金比の大人顔で、片や白銀比のロリ顔。
高梨家でも間宮家でも血の繋がりはないという前提で話が進んでますから、
本当はこのぐらい違ってても不思議ではないんでしょうけど。


高梨奈緒は、いわゆるヤンデレで、隠れてこそこそ自分をオカズにする
兄・修輔の性癖を明るみにし、お膳立て通りに行動させる事で、
客体である修輔を自分の思い通りにする欲求を満たしています。
それに対し間宮哲は、仮にも兄妹として育った男女関係に思いつかえる
妹・静の判然とした恋心を、広い理解で受け止めてくれた上で、
自分の心は常に静に向いている事をストレートに静に伝えています。
つまり、両者とも主導権は自分にある訳ですね。

どちらの家でも、相手方となる修輔や静に自制心があったがゆえに、
妹萌えもシスコンもストーリーとして成立していた訳ですが、
果たして、お互いを受け入れ合った場合の兄妹関係はどうなるのか?

それではいざ、妄想スタートです。


―――


とある事から、本当の兄妹ではないと知ってしまった哲と奈緒。

妹・奈緒はここぞとばかりにエロゲーキャラと同じスク水&ニーソに身を包み、
入浴中の無防備な兄・哲の背後を襲います。


高梨奈緒

奈緒:「お背中 流しましょうか?」


間宮哲

哲:「…ああ、頼む」


あ…あれ?すんなり行ってる…?

ちょっと待て、哲も奈緒もデレ度100%に見えちゃうよ。



お風呂でスキンシップを果たした奈緒は、ついに一線を越えるべく、
哲の寝室を訪れ、哲の寝ている横に潜りこみます。

「血が繋がっていないなら、私がお兄ちゃんの事 好きでも当然じゃないっ!」
「兄とのキスも自然、兄とのHも自然、兄との結婚も自然っ!」


…若松家の某みゆきちゃんにも聞かせてあげたいですね。


奈緒:「本当はお兄ちゃんにしてもらうつもりだったんだけど―」

高梨奈緒

奈緒:「我慢も限界だからちょっとだけ味見させてね」


…ゴクリ。


哲:「…、奈緒…?」


…!

お兄ちゃん起きてた!


哲:「奈緒が俺に兄以上のことを望まないなら、邪魔になるだけだ」

奈緒:「…ううん、私はお兄ちゃんの事、もっと知りたい、ずっとそばにいたい」


間宮哲


奈緒:「お兄ちゃん…」

哲:「奈緒…」


奈緒:「スキって言ってくれるだけでいいから…」

哲:「好きだ」

奈緒「…うれしい」


カラーンコローン




…なんだこれ。


おい、どこでどうなったんだ、普通の恋愛漫画じゃないか。

…あぁつまり、どんなに女性からお膳を立てられても、
超人的な自制心で我慢してやきもきさせるのが萌え漫画の本質だという事ですか。
「妹」ってのはその設定にぴったり当てはまるリミッターだったって訳ね。

据え膳食わぬは男の恥、どうやら乙女漫画の理屈を萌え漫画に当てはめると、
肉食同士お互いの思惑が一致して、どこまでもいっちゃうようです。


―――


Case.2 ~『こえでおしごと!』 青柳柑奈の場合

青柳柑奈


こえでおしごと!』…。よく見かける、ひらがなに!マークの付いたタイトル。
4文字に略していれば完全にテンプレ萌え漫画でした。
ありそうでなかった題材をかわいい絵柄で先んじて作品化するのが、
最近の漫画市場のトレンドですから仕方ありませんね。

この作品はエロゲー声優の仕事をやる事になった女子高生・青柳柑奈のお話。
頭に付けてるヘッドフォンと、手に持ってる台本がそれです。
この人物の特異性として、アフレコ(声あて)の際に「トランス状態」となって、
まるで本当にHしているかのような声を演じられるという才能を持っています。
というか本当に昇天しています。なにこの才能の無駄遣い。


海津正樹

で、こちらがそんな柑奈に密かに想いを寄せる、同級生の海津正樹くん。
エロゲー会社の御曹司であったゆえに、柑奈との距離を縮めるのですが…。

見た目通りの軟弱貧弱ゥで、母親から「ヘタレ」と言われてしまうほど、
柑奈にちゃんと告白をする機会を棒に振り続けています。
それどころか、トランス状態に入った柑奈にどれだけおねだりされようが、
おろおろ戸惑ってばかりで何ひとつ反撃を試みる事が出来ません。
『いちご100%』の真中淳平タイプですね。南ちゃんでもイライラするレベルでしょう。



やはり男子たるなら、女子の春機発動の機会を読み取り、
適確なリードをしてくれるたくましさと甲斐性が無ければいけません。
相手がたとえ、演技のプロである女優であっても、
巧みに隠されたオンナの匂いを嗅ぎ付けるくらいカンの鋭さがあっていいはず。

乙女漫画界には、そんな女優を商品として扱う、オンナ転がしのプロが居ます。
そのお方こそ、大都芸能社の若きプリンス・速水真澄さま!


速水真澄

見てください、この自信に満ちた横顔と、全身から漂う色気。
彼こそまさに男子の中の男子、キング・オブ・男子に違いありません。

ガラスの仮面』の世界では、長く業界に浸かった有名な監督や俳優ほど、
素人でも分かる演技力を理解できずに嘲笑する傾向にありますが、
真澄さまの御心は模型飛行機を飛ばして遊んでらした少年の頃のまま。
磨き抜かれた鏡のようにピュアでいらっしゃいますし、
しかも大都芸能の影響力は業界一ですから、柑奈の声の演技も、
社長である真澄さまの秀麗なるお耳に届いているはずです。

たしか真澄さまの傍らには、北島マヤとかいうめんどくさいじゃりん子が
図々しくも居た気もしますが、一流女優である柑奈と、
どこの馬の骨とも分からぬ三流女優とでは比較になりません。
下宿のラーメン屋で一生働かせておきましょう。


 
速水真澄  青柳柑奈
↑社長・速水真澄       ↑女優・青柳柑奈


ううむ…やはり絵柄が違いすぎる。
これほどまでに男女の需要のギャップは大きいものなのでしょうか。

青柳柑奈は、持て余したエロ衝動を開放させる客体として
同級生の海津くんにターゲットを絞り、なすがままの実験台にしてきました。
しかしながら、今度の相手は百戦錬磨の芸能社社長。
速水真澄は冷血漢で知られた人物であり、女優を商品としか見てくれません。
柑奈のアプローチは、おおよそ通用しないと思われます。
今回のケースも、ポイントはお互いの主導権争いにあるのです。

ともあれ、まずは2人をくっつけるべく、柑奈にはブルーマーチ社から
大都芸能社に移籍してもらいましょうかね。

さぁ果たしてどちらが先に公私の一線を越えてしまうのか、
再び、妄想タイムの始まり、始まり。


―――


大都芸能に移籍してきた新進気鋭の声優・柑奈。

社内の片隅にあるアフレコの現場を、たまたま通りかかった
社長の真澄さまが、お忙しい中でも覗いていかれます。


青柳柑奈

柑奈:「あ…あ…!」

(みんなが…見てるのに… セリフ…次のセリフ言わなきゃ…)

柑奈:「うん…すごく…気持ちよかった…です…ぅ…」


速水真澄

真澄:「じい…!このわたしが誰かのファンになるのはいけないことだろうか?」


…真澄さまっ?

どうかお気を確かに。相手はエロゲーの声優ですよ。



全力でご乱心の様子であられる真澄さま。
その足で花屋へと立ち寄られ、両手いっぱいの紫のバラの花束をご購入、
わざわざ柑奈の為だけに楽屋の前にお越しになりました。


速水真澄

真澄:「フッ…しかも10いくつも年下の少女に…」


正気に戻られたのか、柑奈にはお会いにならず、
花束と一緒に手帳から破り取った直筆のメモを柑奈の台本の上に置かれ、
そのまま立ち去られます。なんという奥ゆかしさでしょうか。


楽屋に戻ってきた柑奈。すぐに台本の上のものに気が付きます。


紫のバラの人

柑奈:「紫のバラ…!」


紫のバラの人青柳柑奈

柑奈:「…!」


紫のバラの人

柑奈:「 怖っ…!」


…え?


「柑奈ちゃん、どうしたの?」


「あたしの机にこんなものが…グスッ」


「え…なに?」

「…うわっキモっ!



「ううう…」

「きっと声ヲタの仕業だね、放っときなよ」

「そうよ、私達がついてるわ」

「うん…ありがと…」


 GAME OVER




…こんなはずでは。


これじゃただの、声ヲタドキュメンタリーじゃないか。

そうだ…そうだよ、真澄さまは自信あり気に見えて、
実は肉食の皮をかぶった草食男子だという事を忘れていました。
雨宿りに立ち入った古寺で北島マヤと一晩を過ごしても、
OKサインを見過ごして、寝顔のキス1つで済ませた人でしたね…。

男女の間では、下手にかっこつけて遠まわしのアプローチをしたりしても、
絶対に距離は縮まらないという事を改めて思い知る結果となりました。
男なら全力の直球勝負、女はタイミングを見計えばばっちこいです。


―――


第2回目のネタ考察、いかがだったでしょうか。

道場主は真面目な考察よりむしろこっちの方が真骨頂なので、
これからもこういったネタはシリーズ化して続けていくつもりです。
またお暇な時にでも足を運んで下さいませ。

それでは。
 



ご清覧ありがとうございました。

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