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2012年07月

【雑記】いじめ問題~スケバン刑事と学校の闇


漫画道場


こんにちは、道場主です。
今回は、リアル問題を取り上げたいと思います。


最近、何かと話題なのが、滋賀県大津市の
大津市立皇子山中学校で起きた、いじめ問題ですね。
ネットでは炎上が続き、関係者の実名が暴露され、
それをデヴィ夫人が拡散するという、収拾の付かない事態となっています。

加熱しすぎな感もありますが、やはり問題は、
学校や市、警察の対応のまずさにあるかと思います。
事無かれにするには、重すぎる事件です。


もしもこの問題、和田慎二先生がご存命であったなら、
どういったご意見を示されただろうかと考えてしまいます。

和田先生は『スケバン刑事』の作者であり、
学校という閉鎖環境にうごめく「闇」を、真剣に取り上げられた方でした。


―――


スケバン刑事


『スケバン刑事』については、ドラマ化もされ人気を博しましたので、
改めて紹介するまでもないと思いますが、
この原作は、警察が踏み入れない聖域である学校に、
主人公の麻宮サキが学生刑事として潜入し、
問題を解決するといったテーマを基本プロットとしています。


で、麻宮サキはいくつかのいじめ問題にもぶち当たってます。
例えば第2部「新たなる戦い」編ですね。

鷹ノ羽高校に戻ってきたサキは、生まれつき体の弱い片岡くんを
無理やりトラックで走らせる剣道部の部長と対峙します。
部長の目は、まっすぐに自分を信じる輝きを持っていました。
ところが、しごきの最中に片岡くんが倒れて死亡し、
部長はこれを片岡くんの心身の弱さのせいにします。

部長の発言に怒ったサキは、


> 性根ってのはな、同じ立場にたった時、
 どれだけがんばれるかを言うんだ。
 片岡に比べれば、てめぇらの根性など豆腐も同然だ!



と、刀を取り上げ、部長の手に突き刺します。
いいぞもっとやれ。


―――


いじめの根幹にあるのは、閉鎖環境の中で生まれた序列関係が
優位に立つ生徒を増長させていく事にあるそうです。

この序列については、統計学上でも証明されています。
陸上の為末選手が研究論文を発表してますが、
プロのスポーツ選手になった人の誕生日を調べてみると、
4月生まれが最も多く、3月生まれが最も少ないそうです。
Jリーグ選手を対象に行った調査でも、同様の結果が得られています。

誕生日が遅い人ほど、先に生まれた人より劣等感を抱きやすく、
学校という閉鎖環境の中で、身体的な序列を付けられる事で、
自分の将来を決め付けてしまうのが原因らしいです。
それに対し身体的に恵まれた人は、剣道部の部長のように
優越感を抱きやすく、自分の行いに疑問を持たなくなる。
こういった傾向が、誕生日の差として顕れやすいんでしょうね。


序列関係が生まれる事は、『3月のライオン』の6巻でも、
いじめに苦しむひなちゃんがこう言ってました。


> 何かクラスの中に見えない階級とかがあって、その階級にあわせて、
 「どれくらい大きな声で笑っていい」とか、
 「教室の中でどれくらい自由に楽しくふるまっていい」とかが
 決められてるみたいな…。

 …ねぇ桐山くん、あれは何なの?
 私たちみんな同じ、ただの中学生のはずなのに。
 ただの同じ、人間のはずなのに。



本当は第三者である先生が、こういった学校の「闇」に
先導して立ち向かわなければならないはずで、
ひなちゃんのクラスも結局、学年主任の国分先生が介入するまで、
いじめ問題が解決するには至りませんでした。


サキもやはり第三者として、「闇」に介入していきます。

第1部「無法の街」編では、生徒から慕われているという若松なる先生が、
学校の「闇」の部分を見過ごし放置していたのを見て、
サキの追っかけをする三平と、こんな会話をやりとりします。


> ねぇサキさん まともな教師ってのは日本に何人いるんでしょう。

> もしいい教師ばかりなら…
 あたしみたいな学生刑事は必要なくなるかも…しれないねぇ。



サキの母校・鷹ノ羽高校には不良教師の沼先生が居るのですが、
サキはこの先生の言葉を若松の引き合いに出します。


> 沼先生がこう言ったことがあったんだ。

 サキ…おれは自分でもいい教師じゃないと思うぜ。
 なにせ人数が多すぎる…。

 だがなぁサキよ…。2人か3人…せめて5人の生徒なら、
 おれはいい教師になる自信があるんだぜ…



な…なんという至言!


―――


現実に起こるいじめ問題も、学校や市にだって言い分はあると思います。
先生もカウンセラーとしての専門の知識がある訳ではありませんし。

しかし、目の前の問題から目を背ける事とは別ではないかと。
自分の言い分を泣いて訴える先生が居ましたけど、
いやいや、泣きたいのは亡くなった生徒の親御さんの方ですから。


かつて私は、実際にこういう場面に出くわした事があります。

体育教師ですら手を焼く暴れ放題の男の子が居て、
その子が別の同級生の子から言いがかりの末に殴られて、
報復にぼっこぼこにしてしまい、誰も止める事が出来ない状況。

これを止めたのは、理科の先生でした。
つかつか歩みよって、この男の子の襟を掴んで立たせた後、
おもっきしビンタをかましたんですよ。

で、ビンタされた男の子もいきり立って、
「先にやったのは相手の方だ、自分は悪くない」と言うのですが、
先生はただひと言、「だってこっちは泣いてるじゃないか」と。

喧嘩をしかけた相手の子は、床に横たわり、
口と鼻から出血して泣きはらしてる。
対してこの男の子は、最初にもらった一発だけ。
これを諭した事で、喧嘩はぴたりと収束しました。

誰も止められなかった生徒を、たったひと言で納得させる。
しかもそれをやったのが、見るからに弱そうな理科の先生っていう。
どっちが悪いじゃなく、目の前の問題だけを見て、
体を張って介入していく先生の姿を、私は未だに覚えています。


―――


最近じゃこういうのは体罰として取り上げられるそうですが、
殴るのが良いか悪いかも、やはり別問題です。
理を正せば殴られる相手も納得するものだと、経験上から思います。

生徒が目に見えない序列関係を強いているなら、
それに介入できるのは第三者、特に先生だけでしょう。
先生と生徒は立場が違いますし、生徒それぞれに価値を置いているなら、
何も介入せずにのさばらせている事の方が悪いと言えます。


和田先生なら、この問題をどのようにとらえられたでしょうか。
麻宮サキのような学生刑事が本当に存在したなら、
この中学校はとっくに裁かれているでしょうね。
 


ご清覧ありがとうございました。

【短評】『千と千尋の神隠し』~唯識論から見た"名付け"の行為

さて、今月からしばらくジブリ映画の考察をやります。

【ジブリ考察シリーズ】

 第2回 『火垂るの墓』
 第3回 『崖の上のポニョ』
 第4回 『ハウルの動く城』


宮崎駿監督の作品については、『もののけ姫』以降、
誰の目にも分かるくらい、明確な変化を遂げていますよね。
しかし、それがどんな変化であるかを説明するのはなかなか難しく、
特に『千と千尋』に関しては、私も幾度か観た事はありましたが、
雲を掴むような実態の無い理解を得た程度で、
何とも腑に落ちない、もやもやした感じがしてました。

難しさの理由ははっきり分かっています。
私の小さな頭で認識できる理解を越えた作品だからです。
だけど、TVで放送されるのを繰り返し観てるうちに、
もしかしてこの作品は、こういう認識の仕方が
正しいのではないかという気がしてきました。

ちょうどこれは、三島由紀夫の文学と受け取り方が同じです。
何を言ってるのかわからねーと思うが(ry

…って思われてるかも知れませんが、昨日の放送で
私が感じた事のそのままを、ここに記したいと思います。


―――


名は体を表す―

『千と千尋』を観て、私が最初に抱いた感想がこれでした。
千尋の無意識の中にある"名前"を、言葉に発する事で、
千尋の"体"をつなぎ止め、意識を生み出している。

庵野監督の『エヴァンゲリオン』のようにキーワードを散りばめ、
解答に誘導するヒントを出す事も、この作品にはありませんでしたが、
宮崎監督のメッセージはある程度は分かりました。


最初は、そこで考えるのを止めました。
それ以上の感想が出てこず、あぁこれだったら、
昔のジブリ作品の方が分かりやすくて面白かったな、と。

この感想は、半分は正解で、半分が大間違いでした。
私はストーリーに必然性を求め過ぎていました。
おそらく私の他にも、同じように千尋の行動に必然性を求め、
そしてそれがこの作品の認識と一致しなかった為に、
「面白くない」と感じられた方が居ただろうと思います。


2回目に観た時、認識の不一致が違和感として残りました。
もしかしたら「面白くない」という一言で片付けてしまうのは
勿体ないほどの質量を備えたメッセージが、最初に感じた、
「名は体を表す」という言葉の奥にもっと隠されているのでないか。

この後、"名付け"の行為に関する文献を徹底して読みあさりました。
そこでようやく、宮崎監督のメッセージの真意と、
私の認識がどうしようもなく浅薄だった事に気が付きました。

この作品は、ストーリーの必然性なんて最初から求めていない。
千尋の頑張る姿を、無意識の内に感じるのが正解なのだと。


―――


『千と千尋』は、大乗仏教で言う「唯識論」に基づいた、
他者と自我の認識の在りようを背景にしていると思われます。


冒頭の場面、千尋は新天地となる引っ越し先でも、
前の学校の友達との思い出を引きずり、心を閉ざしています。
新しい家、見慣れぬ場所、長く続いた暗闇の奥、
自分の世界の外にある他者を受け入れられません。
それどころか、「嫌だ、嫌だ」と口にし、他者を拒絶する事で、
どんどん意識が消沈し、自分をも見失いかけてます。
まるで赤子のように依るべき両親の手に引っ張られないと
一歩も前に進めない、「心ここに在らず」の状態です。

幸か不幸か、これが千尋の命運を分けました。
他者の世界に土足で踏み込んだ両親が、豚にされてしまいます。
1人ぼっちになった千尋は、やがて体が透明になります。
他者の世界に居る事を拒み続けた為に、自分が消えてしまったのです。


唯識論では、自我の世界を8つの意識に分類してます。
眼識・耳識・鼻識・舌識・身識(5感)と、意識(第6感)、
そして無意識の中の末那識(マナ識)・阿頼耶識(アラヤ識)の8つ。
すっげ分かりにくいので、この方に解説してもらいましょう。


シャカ

> シャカ
 フッ、君たち、少し行儀が悪いな。


皆さんご存知、乙女座のシャカ様です。
シャカ様ならきっと、唯識論を分かりやすく解説してくれるでしょう。

恐れながら、唯識というのはどういったものなのでしょうか。


> シャカ
 君たち凡人が出来るのは、目や耳などの5感を使ったものか、
 せいぜい第6感を働かせた意識的な認識にとどまるだろう。

 だが、黄金聖闘士の中でも最も神に近い私であれば、
 無意識の中に存在する第7感、第8感をも引き出す事が出来る。
 それが末那識阿頼耶識と呼ばれるものだ。


末那識…ですか…?


> シャカ
 そう、マナとは"心"を指す。心は"個"そのもの。
 無意識の内に働く、自我を成す為の生への執着心の事だ。

 だが、ひどく残念な事に、愚かな君たちは
 自我の存在にのみ捕らわれすぎている。
 心は澱みきり、他者の心を自我の内に映す事は出来ない。
 セブンセンシズ(第7感)に目覚めるには、
 無我となり、鏡のように清浄な心を持たなければならない。


むうぅ…それでは、阿頼耶識とは…?


> シャカ
 まるで死肉に飛びつく餓鬼の様だぞ。

 アラヤとは、無意識の心のさらなる奥底に"蓄積"されたものの事。
 人間という存在が生まれてから、幾度も生まれ変わり、
 永い間ずっと継承してきた根元的な生命の情報だ。

 個々の意識も、元はただ1つ(唯)の存在だ。
 生命の歴史から見れば、個々の存在など無に等しいだろうが、
 他者より自我の生に執着する君たち弱者の心は、
 自我がここに存在するものだと認識をしてしまっている。
 全ての存在は実体なきもの無常であるのだ。

 自我は他者に等しく、他者は自我に等しい。全ては唯である。
 無我となり無常を知る、それこそがエイトセンシズ(第8感)…。
 人間が神に到達する為の真理なのだ!


エイトセンシズ


> シャカ
 神に最も近い私の素晴らしき教説…。
 しかと心に留めておくが良い。


…あ、有り難うございました!


―――


さて、自分の"心"を見失いかけていた千尋でしたが、
これをつなぎ止めてくれたのが、ハクという男の子でした。

ハクは透明になった千尋の寂しそうな"心"を見つけ、
まるで自分の"心"のように慈しんでくれました。
きっと彼は"セブンセンシズ"に目覚めていたのでしょう。


ここでもう1つ重要なキーワードとして、
"身口意"という言葉を挙げる事が出来ます。

・身 … 行動
・口 … 言葉
・意 … 心

"身口意"は、阿頼耶識の内に蓄積されてきたものです。
3つ全てを一致させる事が、自我の自覚に繋がります。
ですが、普段はこれらは無意識の"心"の奥底に眠っている為、
簡単には思い出す事が出来ません。

なので、人間は忘れてしまわぬように自我に名前を付け、
"口"を使って無意識の中から意識の上に引き出します。


八百万の神を迎え入れる温泉宿を経営する魔女・湯婆婆は、
名前を人間の意識から奪い、契約をさせます。
他者の"身"と"意"を思い通りに操り、働かせる為だと思われます。
千尋を助けたハクも、湯婆婆に名前を奪われており、
自分の無意識にある"口"を思い出せずにいます。

そして千尋も、湯婆婆と契約して「千」と呼ばれるようになりますが、
千尋は名前を奪われる前に、恩人であるハクから、
"意"を強く保って、"身"をもって湯婆婆の所へ行き、
"口"から「ここで働かせて下さい」と言う事を、
つまり無意識に眠る3つの意識の出し方を教わっていた為に、
自我に付けられた名前を失わずにすみました。

"心"を強く意識するようになった千尋は、
以前のように「嫌だ、嫌だ」と"口"にする事がなくなり、
自分と同じくらい大切な他者の"心"を意識するようになりました。
言うなれば、"セブンセンシズ"の目覚めです。


―――


千尋はこの後も、"身口意"を揃えたおもてなしをしていきます。
それがよく表れているのが、リンに教わった"礼"です。

他者を拒絶していた頃の千尋は、お世話になった釜爺に対し、
"礼"をせずにボイラー室を出ようとし、リンに怒られています。
しっかり頭を下げ、「有り難うございました」と"心"から言う事で、
ハクのように他者の"心"を慈しむ方法を覚えていきます。

カオナシを宿の中に招き入れてしまった時も、
千尋はきちんと"礼"をしていますよね。
カオナシは千尋にお礼をする為に手から砂金を出しますが、
これは"意"が、即ち他者を思いやる"心"が揃っていません。
だから今度は千尋がカオナシを怒ります。
「欲しくありません」と、それはもうきっぱりと。


この段階で、千尋は他者の無意識を見抜けるようになってます。
他者の"身"と"口"に、"心"がこもっているかどうかを。
そして血まみれの竜がハクである事も、"心"で理解します。
千尋の自我が、他者の自我と1つになっていたからです。
これはいかに魔女である湯婆婆にも出来ない事でした。

唯識論では、"心"が言葉に捕らわれ、"身口意"が揃わない状態を、
「煩悩」を生み出す諸悪の根元として定義しています。
湯婆婆は普段から魔法を使い、"身"を使っていないので、
姉・銭婆にネズミへと"身"を変えられた坊の無意識を見抜けませんでした。
一方の坊は以前の千尋のように、湯婆婆に手を引かれなければ
外にも出る事の出来ない、"心"を無くした存在でした。
坊は自我をもって湯婆婆の庇護から離れる事で、"心"を得て、
自分の足で立って歩けるようになります。


ハクと"心"を通わせた千尋は、瀕死のハクを救うために、
銭婆のもとへ行き、「ごめんなさい」と"心"からの謝罪を尽くします。
銭婆は千尋の"心"を理解し、許してくれます。

銭婆と別れた後、千尋を心配して迎えに来てくれた
竜の姿のハクに乗って、2人が出会った温泉宿に戻ります。
この途中、千尋はハクの本当の名前を思い出し、
ハクは無意識の中の"口"が、意識として蘇ります。
この時ポイントとなるのは、2人がお互いを完全に理解した事です。
唯の存在として、"エイトセンシズ"に目覚めたのです。


湯婆婆の所に戻った千尋は、最後の仕事に取りかかります。
名前の契約書を破棄し、千尋の両親の本当の姿を取り戻そうとします。

湯婆婆はちょっとしたいじわるで、10匹の豚の中から
豚の姿をした両親を見つけ出せと千尋に言いますが、
"エイトセンシズ"に目覚めたスーパー千尋には、
10匹の中に両親が含まれていない事くらい、お見通しでした。
千尋は正解を言い当て、契約を無かった事にしました。

両親と共に元の世界に戻ってきた千尋でしたが、
"心"はまだ、向こうの世界に置いてきたままでした。
ちょうど最初の頃の千尋と同じ状態です。
しかし、ハクの「こちらを振り向いてはいけない」との"口"に従い、
強い"意"を持って、"身"を前へと進めます。

「もう一度、会える」、この約束を信じて。


―――


唯識論が定義する"名付け"とは、無意識の中にある自分を、
意識の外に取り出し、認識する事を意味するもので、
つまりそれは自分を"象徴"するものでなければならないのでしょう。
「名は体を表す」の言葉は、こうした背景を持っています。

世の中にはDQN(キラキラ)ネームと呼ばれる名前があります。
唯識論の観点から言えば、人から認識されない名前というのは、
"身口意"の「体」を初めから成していない、
親の自我が勝ったものだという事になるのでしょうが、
『千と千尋』は、"名付け"の大切さも投げかけている気がします。


なぜ私が、『千と千尋』にストーリーの必然性を求めなくなったのか。
それは、この作品が頭で理解するのではなく、
心で感じるものである事に気が付いたからだと思います。
広く使い回された、実に凡庸な感想ですが、
これほどぴったり当てはまる解釈も他にありません。

完全に千尋の心になりきり、完全にハクの心を理解して、
そこでようやく、私の心も開く事が出来る。
『崖の上のポニョ』も、これと同じような作られ方をしてます。


頭を使って理解した上で、今度は心の感じるままに、
3度目の視聴となる昨日の放送に臨みました。
あまりに心を開きすぎたせいで、全くの無防備のまま、
エンディングテーマの『いつも何度でも』を聞いてしまい、
不覚にも涙がぼろぼろと出てしまいました。

やばい…木村弓さんの歌声が、ここまで心に沁みるとは。
次に観る時は、しっかりハンカチを用意しておこうと思います。
 


ご清覧ありがとうございました。

【ゲーム】ドラゴンズドグマ日記~覚者の剣(5)


img1


前回:覚者の剣(4)  最初から:覚者の剣(1)


覚者神剣の伝承者・アドナイの下で働く派遣社員のリン。
サポートポーンとして2人の前に現れたバットを仲間(奴隷)に従え、
ついに領都グラン・ソレンに辿り着いた。


 中 世 紀 救 世 主 伝 説

 覚者の剣 第5話「俺の名を言ってみろ」



―――


バットとリン



あぁ…チョー重いし…くそっ!

おいバット、これ持てよ。


> バット
 おいぃ…こんな重たい石版、何枚も持てねーよ!


あ?バットのくせに口答えしやがって。
私は箸より重いもんは持てない体質なんだよ!


> アドナイ
 どうした?リンたん。


あ、覚者サマ~ん。
バットさんが全部持ってくれるって言ってくれて~。
いや~ん、リン子感激~。


> アドナイ
 フッ、男たるもの、そうでなくてはいかん。
 早くその石板を運び出そう。

> バット
 くっそ、あいつ覚えてろよ…!


(ふふ…こりゃぁ便利な下僕が手に入ったものだわ。)


時は遡ること6日前―


> マクシミリアン
 あなたが覚者殿ですね?
 先ほど兵より報告を受け、お待ちしておりました。


領都グラン・ソレンに着いた私達は、ポーンシステム社の使者と
連絡を取り合いながら、領王サマへの謁見を申し込んだ。



> マクシミリアン
 私の名は、マクシミリアン=アイゼンシュタット。
 領王様より、竜征任務の指揮を任されております。
 貴殿に、まず竜征の任務についてご説明しましょう。


それから数日後、お城からやってきた兵士より、
領王サマからの竜征任務の証を拝領した。



> マクシミリアン
 貴殿にお渡しした竜征の許可証…それは領王様直々に下命された、
 ごく重要な任務に従事する事を許可するものです。


何やら謁見の前に仕事をいくつかこなして欲しいとの事らしい。


> マクシミリアン
 現在、我々が取り組んでいるのは、
 主にドラゴンに関する情報収集や防衛対策事案。
 全ては国と民衆の安息の為に擁立された、特別な任務です。


「竜征」とか名の付く任務の割に内容はしょぼい。
征伐はしなくていいって事なんだろうか。


> マクシミリアン
 "覚者"となる人物が現れた際には、我々は可能な限り
 協力を惜しまぬよう命じられております。
 貴殿の活躍には、皆の期待がかかっておりますよ。
 ぜひ、ご協力を。


という訳で、私と覚者サマと忠犬1匹は、領王サマに謁見すべく、
許可書を携えてせっせと使いっぱしりをやっている。
で、今はドラゴンのルーツを調査する為、
竜者神剣に纏わる遺跡から石碑を運んでる最中だ。

…あのメルセデスとかいう女性将兵さんの話だと、
ハイドラの首を運んだら会わせてくれるはずだったんだけど?

あれか、嘘ついたのか。汚いなヤナセさすが汚い。
やっぱ車は国内産に限るわぁ。

…ってこんな話じゃない。

とにかく、与えられた任務をこなすのみよ!


> アドナイ
 よし、これで完了だ。領都に戻るとしよう。

> バット
 (;´Д`)ゼェゼェ…。


そこからさらに半日が過ぎ―


> バット
 はぁ…領都に戻ってこれた。
 ようやくベッドにありつけるぜぇ…。


じゃぁ私は宿の手配をしてきます。


> バット
 ああ、俺もついていくよ。
 1秒でも早く休ませてくれ…。


へたれめ…、はいはい分かりましたよ。

じゃあ覚者サマ、バットさんを永遠の眠りに就かせたら、
お声をお掛けしますので、しばらくお待ち下さいね。


> アドナイ
 ああ、宜しく頼む。

> バット
 え?…え?


―――


よし、宿の手配も済ませたし、用済みの下僕は眠らせたし、
覚者サマの所に戻りますかね…。


…んん?

誰だあれ…覚者サマが誰かと話してる…?


シスの暗黒卿

> 黒衣の男
 "覚者"殿とお見受けします…。

> アドナイ
 いかにもそうだが…?


> 黒衣の男
 ポーンなどという、曖昧なるものを率いて、
 竜の者を倒しに行かれるとか?

> アドナイ
 …そうだ。

> 黒衣の男
 そう、だが…それは"覚者"となった者を誘う、竜の業。
 己の意志がどうあれ、引き寄せられる。


うぅ…ぼそぼそ話しててよく聞き取れない…。
何て言ってるんだ?


> 黒衣の男
 これまでも、多くがそうやって…
 こちらの世界の理に、乗り込んできたのです。

 …身の程も知らずにね。


> アドナイ
 …貴様、何が言いたい。


> 黒衣の男
 竜者神拳は、世界に繰り返し現れ、
 覚者神拳もまた、その度に生まれる…。
 だが、ほとんどの覚者は、神にまみえる事すらかなわず、
 その身を滅する事となる…愚かな末路です。


あの声、どっかで聞いた覚えがあるんだけど…。
小さくてはっきり分からないな…。


> 黒衣の男
 弱く、脆いのですよ。人は…この世界はね。
 領都では兵を募っておるようですが、いかにそれが無益な事か…。
 じきにお分かりになるでしょう。


> アドナイ
 ぬうぅ…。


あら…去っていった。
まぁいいや。

覚者サマー、宿のご用意が出来ましたよー。


> アドナイ
 …あぁ、有り難う。


さっきのは誰だったんですか?


> アドナイ
 分からぬ…ドラゴンの事を知っていそうだったが。


> あれは"救済"の首魁ですよ…。


むむ…また怪しい輩が!


ミスターポポ

> メイソン
 こりゃあ幸運ですな、覚者様に出会えるとは。
 あっしはメイソンという者、以後お見知り置きを…へへ。


ちょ…チョー怪しい…。


> メイソン
 "救済"ってのは、傍若無人なドラゴンのやつに盲信してる、
 竜者神剣を真理とした怪しい団体の事でしてね。


お前も充分に怪しいよ。


かく言うあっしも、"救済"とは訳ありでして、
さっきの男の事をちょいと調べてたんですが…、
どうも、このツラが怪しげなのか、
皆、あまり喋ってくれなくてね、えへへへ…。


だろうな。


> メイソン
 時に、あんたも連中を探ってるんなら、実に好都合じゃないですか。
 あっしに代わって、調べてみちゃもらえませんかね…?

> アドナイ
 俺もドラゴンについての情報を探している。
 断る理由もあるまい…いいだろう。


ええっ、信じちゃうんですか!?


> アドナイ
 大丈夫だ、何かあっても遅れを取る事はない。


> メイソン
 ありがたい、じゃあ、これを持っていって下さい。
 "救済"のやつらが合言葉代わりに使ってる符丁ですよ。
 これがあれば、覚者さんも"救済"の集会所に潜り込めしょうや。

> アドナイ
 集会はどこでやるんだ?

> メイソン
 明日の夜、領都の北にある地下墓地でやるらしいですぜ。
 あっしも準備を整えてから集会所に潜入するんで、
 向こうで落ち合いましょう…。


行っちゃった…。


> アドナイ
 うむ…俺達も身体を休めたら、向かうとしよう。
 これでまたドラゴンに近づく事が出来る。


なんかどんどん深みにハマってる気がするわぁ…。


―――


> バット
 おいおい、本当にこんな所で集会なんかあんのかよ…。
 罠じゃねぇのか…?


うるさいなー、黙ってついて来いよ。
へたれのくせに墓地とか来るからいけないんだよ。


> バット
 うわーーーーっ、お化けだーーー!!
 出たーーー!!!


 なんまいだぶ、なんまいだぶ…。


(こっちの世界でお経って利くのかしら…?)


> バット
 しっかし、その黒衣の男って誰だったんだ?
 リンは声を知ってたんだろ?


うん、知ってるってゆーかね…。
すっごい聞き覚えのある声だったんだけど、
遠くてよく聞こえなかったんだよね…。


> バット
 まぁ現場に行きゃ分かるんじゃないか?
 そいつが"救済"の親玉ってんなら、必ず居るだろ。


うん、確かにそうだわ。
でもバットごときに指摘されるのは嫌だ。


> アドナイ
 シッ…静かに。
 どうやら近いようだぞ。


あ、誰かが話してる…。 


> この物質世界では、不本意ながら、
 魂はそのような不完全なありようでしか存在できない。
 あらゆる困窮、不幸、苦痛は、物質世界での
 魂の不完全さが生み出す根源的かつ不可避なもの。



> バット
 …演説みたいだな。


> では救いとは何か?

 それは快楽ではない。
 なぜならば、快楽もまた、魂の不整合性から
 生み出されるいびつな機能快にすぎず、
 苦痛の対として与えられる一時的な錯覚でしかないからだ。



これは…昨日聞いた声だ!


> 永遠に快楽だけを得られる魂、という存在は、
 この世界ではありえない。
 世界は、そのありようを正しくしようともがき、
 それ自体が歪みに苦しんでいる。


 あえて言おう、カスであると!


> バット
 ……(゚Д゚||)


(||゚Д゚)……


> アドナイ
 どうしたんだ、2人とも?
 顔色が悪いぞ。


> バット
 ままま…まさか。

 お、おい、リン…?


えええ…嘘でしょ…?

い、いやいや、あり得ないわよ。


> 正しく平常な世界とは、全ての魂が、
 ひとつの安定した状態に収まり、
 完全かつ普遍の存在へと昇華する事だ。

 不整合な魂を捨て切れぬ軟弱の集団が、
 この世界を生き抜く事は出来ないと私は断言するッ!


> バット
 …間違いないな。


…間違いないわね。


> 人類は神に選ばれた優良種たる我が社に管理運営されて、
 初めて永久に生き延びることが出来る。
 これ以上戦い続けては、人類そのものの危機である!
 物質世界の無能なる者どもに思い知らせてやらねばならん!
 今こそ人類は明日の未来に向かって立たねばなぬ時であるとッ!


 お前には分かるだろう、リンよ…!?


ドゴォーン!


> バット
 うわあっ!!


しまった、気付かれた!


ギレン


> ギレン
 ふふふ…リン、バット主任、そして覚者殿よ。
 よく来た。私は諸君らを歓迎しよう。


ギレン部長…!!


> バット
 へっへっへ…よく見たら周りも知った顔ばかりじゃねぇか。
 ここに居るやつらは全員、ウチの社員って訳だな。

> アドナイ
 リンたん、もしやあの男はポーンの民の…?


そうです…。
私とバットさんの、上司です!


> バット
 部長さんよ、なぜあんたがここに居る…?
 そしてここで何をしていた…!? 


> ギレン
 …諸君らは「エリート」という言葉の意味を知っているかね。


> アドナイ
 質問に質問で返すな。学校で教わらなかったのか?


> ギレン
 これは失礼…、軟弱な者に返す答えを、
 あいにく私は持っていなくてね。

> アドナイ
 貴様…!


> ギレン
 「エリート」とは、選ばれた魂の事だよ。
 神に救われ、楽園に住まう事を許された死者の魂だ。
 我が社の社員は、楽園の住人たる資格がある。


> バット
 楽園…だって?真顔で冗談抜かすなよ。
 俺らはあんたの道具じゃねぇ。
 ドラゴンに魂を預ける事が救いだって言いてぇのか!?


> ギレン
 ふふ…物分かりが良いな。その通り。
 だが次に私の主の名を呼ぶ時は、「様」を付けたまえ。


> バット
 な…じゃあ、ドラゴンのやつが、部長の…?


> ギレン
 主任、君は本当に賢明だ…その通りだよ。
 ドラゴン様は私のクライアントだ!
 我々を楽園へいざなう救いの主であられるのだ!


(ll゚д゚(ll゚д゚ll)゚д゚ll)━!


> ギレン
 私は言うなれば楽園への案内人…。
 人は私をこう呼ぶ…!

 "救済"の楽園(エリシオン)、と!



なんだってー



> エリシオン
 覚者殿よ…!これが答えです!

 全てを混沌に!全てに死を!
 フハハハハハハーーーッ!



バイオハザード

> ポーンシステム社員
 ぐるるる…ぐるあぁぁぁーーーっ!!


ひいぃぃ!社員さん達がおかしくなっていくー!


> アドナイ
 こ…これは、あの時の…!
 ドラゴンが俺のハートをイチコロにした時と同じ力…!

> バット
 どSの技が成す暗黒面(ダークサイド)には、
 人の弱い意志に付け込み、心を操る力がある…。

 なぜ…部長が…、暗黒面の力を!


> エリシオン
 フハハハ…、我が社の社員に個々の意志など必要ない!
 たった1つの神の意志さえあれば、楽園に辿り着けるのだからな!

 諸君らの健闘を祈る!ハーッハッハッハーッ!!


ちくしょう、どうしよう!
部長にコントロールされてる社員さんを、むやみに殴ったら…

…査定に響いちゃう!


> バット
 おいぃ!?
 そこは問題じゃねぇだろ!


> アドナイ
 ここは俺に任せろ…。

 ほおぉぉぉ…

 覚者!連環組手!!


ドサドサドサッ…


ええっ…社員さん達が倒れていく…。
やっつけちゃったんですか!


> アドナイ
 相手の性感帯を突かず、ソフトタッチだけで撃退した…。
 安心しろ、逝く前に寸止めしてある…。


…それはそれでキツそうね。


> いやいや、お見事でした。
 さすがは覚者さん…ってところですかね。
 さて、ちょいとこちらへ来て下さいや。



む…この声は。
領都で会ったあの怪しい男か。


―――


> メイソン
 エリシオンは逃がしましたが…幹部の一人はおさえやしたよ。
 まずまずの収穫、ですかね。

 色々と、聞き出す事も出来ました。


> バット
 マルセロ係長…、あんたまで…。


ダースモール

> マルセロ
 ふふ、俺にとっちゃ、ちょっとした遊びだよ、こんなものは。
 最初から、破壊だの救済だの信じてた訳じゃない…本当だ!


> メイソン
 とは言え、このまま逃がすと、面倒な事になりそうですねえ…。
 あっしが覚者と通じてるのもバレてしまう。

> マルセロ
 待ってくれ、話が違う…!

> メイソン
 ま、お任せします。

 あっしはお先に失礼しますよ…。


> アドナイ
 ……。

> バット
 聞かせてくれよ…係長。
 あんた、何だってこんな事に加担したんだ…?


> マルセロ
 エリシオン師はおっしゃった…。
 覚者とは、流れに逆らう不遜であると。

 だが…私は思うのだ…。
 その方とて、話が通じぬ訳ではないと。そうとも、なあ覚者よ。
 その手に血を染め、流れに逆らい、何の得があろう。


> アドナイ
 …俺の意志を図ろうというのか。

> バット
 ここは覚者様の覚悟次第さ。俺らはあんたの決断に従うよ。


> マルセロ
 滅びはもはや必定。
 ドラゴンの裁きを、静かに待とうではないか、な?


やっちゃいましょうよ、覚者様!
こんなやつ、ケツの穴から手ぇ突っ込んで、
奥歯をガタガタ言わせてやりましょう!

へっへっへ…どんなイイ声で鳴くのか、楽しみだわ!


バリバリバリーッ!


ぎゃーすっ!
指輪が痛い痛いーーっ!



> バット
 へっ、ざまぁみろってんだ。
 社員が自分の意志を表に出すなって言われたろ?
 お前は調子に乗りすぎなんだよ。


(…死ねやっ。)

ゴスッ!


> バット
 ほぐっ…!てめぇ…。


覚者サマが真剣に考えてらっしゃるんですから、
静かに待ちましょう、ね。

(帰ったらお前の減らず口を静かにしてやるからな。)


> アドナイ
 俺の意志を問う前に、貴様の意志を見せてみろ…。


> マルセロ
 ま…待て!そ、そうだ!
 滅びの…その救いの時まで、享楽のうちに過ごそうというなら、
 金は出しても良いぞ、な?


> アドナイ
 ……。


あっ…、やばい。
覚者サマの目がいつになくマジだ…。


> マルセロ
 さぁお願いだ覚者よ。
 私を見逃せば、後から必ず褒美は届けよう。
 利口になるのだ、覚者よ。
 私を、このまま見逃してくれ、な?


> アドナイ
 …それが貴様の意志か。


ケンシロウ


こ…怖い…。
初めて見た、あんな冷たい目。

さっきみたいにソフトタッチじゃないの…?

嘘っ…止めてっ…!私のワガママだって、
どんな事でも広い心で受け止めてくれてたじゃない…。

お願いっ…!


> アドナイ
 覚者!龍撃虎…!


> マルセロ
 ぐ…あっ……。


―!


> バット
 ……。





> いやいやいや…凄いね、本当にヤッちゃったよ。


> アドナイ
 …。

 …まだ居たのか。


> メイソン
 さすがですねえ、いやまったく。
 これでめでたく、頼りになる仲間が出来たって訳ですな。


> アドナイ
 ……。


> メイソン
 と、いう訳で…また何かあったら連絡しますよ。
 一緒に、救済の連中を追い込んでやりましょうや…ね。

 それじゃ、これで…。


……。

…覚者サマ。


ケンシロウ

> アドナイ
 リンたん…。

 そんな悲しい顔をするな。
 リンたんにはいつも笑顔でいて欲しいと言ったはずだ。


でも…。


> アドナイ
 …。


> バット
 …おっ、おおっ?

 アドナイ様ー!
 係長のやつ、まだ息がありますぜ!



えっ!


> アドナイ
 ちょっと待ってろ…。

 …フッ…ン…!


ズキュゥーーーンッ!!


> マルセロ
 …う…っ。

 …く…はぁっ…!


えっえっ!?
何で逝ってないの?


> アドナイ
 先ほどの技は、性感帯をあえて外して撃ち、
 逝ったように見せかける為のもの。

 竜者神剣が人の意志を奪い去る剣であるなら、
 覚者神剣は人の意志を活かす剣だ…。


> マルセロ
 う…覚者…なぜ、助けた…。


> アドナイ
 さぁ、どこへなりとも行け。


> マルセロ
 ひ…ひいぃ…!


覚者サマ…。
やっぱり…この人…。


> ちょっと甘かないですかね、覚者さん…。


> バット
 …またメイソンのやつだ。


> 手心を加えても、こいつらはあんたに感謝したりしません…。
 きっと、邪魔なあんたを殺しに来ますよ。



> アドナイ
 俺は来る者を何人たりとも拒まない。
 生命を育む母なる海のように、全てを迎え入れよう。


> 色々と手伝ってもらえるかと思ってたが、見込み違いだったかな。
 足を引っ張られるのはゴメンなんで、あっしとはこれっきりという事で…。



> バット
 けっ、せいせいすらぁ。
 二度とツラ出すんじゃねぇぞ!


…。

よかったんですか…覚者サマ?
これで…本当に…?


ケンシロウとリン

> アドナイ
 後悔するはずはない…。



 第5話~完


―――


【次回予告】

 てーれってー(あの曲)

 ついに領王との謁見を果たすアドナイ。
 しかしそれは新たな動乱の引き金だった。
 高まる緊張の合間に訪れたひと時の日常に、
 小さなリンの心は打ち震える…!


 次回、覚者の剣
 第6話「ならば愛のために闘おう」


お前はもう…死んでいる!
 



ご清覧ありがとうございました。

【雑記】ブログリニューアルしました


漫画道場


こんにちは、道場主です。

当道場をスタートさせてから、3ヶ月が経ちました。
この間、多くのブロガー様との接点が生まれて、
また沢山の方々からアクセスを頂きました。誠に有り難うございます。

やっぱあれですね、ブログっていうのは人付き合いですね。
数字の上では1カウントに見えるものでも、
この道場に足を運んで下さった明確な背景がある。

私は人文畑の人間で、漫画やアニメはもともと専門外でした。
ライフワークとしてではなく、研究の為に視聴し、
サブカルチャーとしての体系を書き留めるに至りました。
こんな畑違いな意見を、漫画やアニメのファンの方が
真剣に聞いてくれるっていうのが凄い事だと思います。
だって逆のケースはほぼ無いですからね。

アクセス頂いた皆様の懐の広さに、ただ感謝です。


―――


さて、当道場は7月からリニューアルを致しました。
記事数が増えてきたので、過去記事も目を通して頂けるように
ヘッダーの部分にトップメニューを追加しました。
いや、ただそれだけなんですけどね…。

なんかこう…もう少しカッコ良く作りたかったんですが…。
カーソルを合わせたらドロップダウンメニューが出てくる的な。
JoJoで言う所の「バァーーン!」な要素が足りないんですよ。
道場主の足りない知識では、これが限界でした。
おかげで新着記事の更新が大幅に遅れております。

上手な作り方をご存知の方は、コメント下さいませ!


今月は日テレでジブリ映画を特集して放送するそうなので、
それに合わせて「ジブリ映画考察」もやる予定です。
普通の考察は語られ尽くされているので、人文畑出身に相応しい、
文学的な観点からの考察になると思います。

それでは、今後とも宜しくお願い致します。



ご清覧ありがとうございました。

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