短評・総評を行った作品の一覧です。


【短評】
 まず最初に観点を1つに絞り込み、そこから得られる作品のテーマを
 出来るだけ客観的に説明する事を目的としています。

【総評】
 完結した作品やシリーズ全体の優れた点を詳細に挙げていき、
 見所や面白さを伝える事が目的です。

【考察】
 短評や総評に辿り着く前の、筋の荒ーい私考の数々です。
 当道場の記事はほとんどがここからスタートしてます。


―――


漫画考察

銀の匙
 形式意味論から見た"生命"の文脈を、涙を決して流さない勇吾を通して、
 中心定義として理解させる今作のテーマを図解付きで解説します。

20世紀少年
 世代論を基に、象徴化された昭和文化を1970年の大阪万博より前か後かで分類し、
 ケンヂ達しらけ世代が目指した理想の未来を、年代別に考察してます。

キミにともだちができるまで
 スマートフォンを合理性、筆談帳を非合理性に見立てた点に注目しながら、
 現代の日本が忘れかけているロマン主義を追いかけてみます。


アニメ考察

坂道のアポロン (総評はこちら
 作品の舞台となった長崎県佐世保市の地理的特性から、
 2つの異なる文化や人々が融合していくテーマを解説しています。
 総評では、メディア論から見た「音」の表現力に触れています。

たまこまーけっと
 ヴァルター・ベンヤミンの『パサージュ論』を紐解きながら、
 たまこが形象する古き良き時代の"夢の商店街"について述べています。


ジブリ考察

千と千尋の神隠し
 ストーリーの整合性を求めようとすれば途端に訳が分からなくなる、
 唯識論の観点から見た千尋の"身口意"に触れていきます。

火垂るの墓
 節子の死因は単なる餓死では無い―原作者・野坂昭如氏の文学背景を踏まえながら、
 幼い妹の死の真因を探っていく、当道場の1番人気の研究論文です。

崖の上のポニョ
 宮崎駿監督が、宗介とポニョから主体性を奪ってまで伝えようとした、
 ディストピア文学としての自然観を明らかにしていきます。

ハウルの動く城
 ソフィーにかけられた魔法は2つあったと仮定し、魔法の意味を再定義。
 『紅の豚』のポルコにかけられた魔法と比較しています。


特撮考察

平成仮面ライダーシリーズ (『ディケイド』以降の作品のまとめ考察はこちら
 平成仮面ライダーの背景である相対性理論などの学術的テーマが、
 どのように作中に落とし込まれているのかを解説しています。

仮面ライダー龍騎
 鏡に例えられるCPT定理を使って、悲運の妹の運命をひっくり返そうとした、
 神崎士郎の量子力学的なエネルギー生成法を振り返ります。

仮面ライダー555(ファイズ)
 ペルソナ理論の観点から、仮面=ペルソナ、オルフェノク=シャドウに当てはめ、
 深い人間心理の描写を追求した背景を明らかにします。

仮面ライダーフォーゼ
 プラズマ宇宙論を背景にした、希薄化する現代の人間関係を、
 「友情」によって重力を取り戻していくテーマについて考察しています。

仮面ライダーウィザード
 現世を太陽暦、アンダーワールドを太陰暦に見立てた2つの暦を、
 「月日」として過去から未来に繋いでいく科学と魔法のストーリーを追いました。


ゲーム考察

ドラゴンズドグマ
 「覚者」「復活」「生贄」「救済」など、
 キリスト教義(dogma)を隠喩する数々のキーワードから、
 覚者・ポーン・ドラゴンの関係性をそれぞれ定義していきます。
 100ツイート以上を誇る、当道場の人気記事です。
 


ご清覧ありがとうございました。